ご紹介できる技術・製品

バサルト繊維はガラス繊維とカーボン繊維の間の強度と高い耐熱温度をもち、布、チョップドストランド、棒、メッシュ、マット等、種々の製品があります。それらは金色から黒色でカーボンと同じような高級感を持ちます。カーボンやガラス繊維と比較し最も特徴的なのは焼却炉で処理できるということです。溶けて炉壁を傷めることや電気系統をショートさせる恐れがありません。より環境に適合した繊維と評価され採用が増えつつあります。
【参考動画】
  1.バサルト棒の簡易強度試験: バサルト棒を車で踏んで曲げてみました。鉄棒も比較でテストします
  2.バサルト布の防炎耐熱試験: バサルト布を巻いた木片をバーナーであぶります。グラスファイバー布を比較とします

1.種々のバサルト製品

糸: Φ10μm程度の糸を200本程度撚り合わせています

ヤーン
しなやかで通常の糸と同じ風合い


布: いろいろな編み方ができます
   樹脂成形での補強や消音・制振、断熱、保温等に使用されます


織り方が粗いが高強度



ハンカチのようにしなやか


マット
厚みがありフカフカです


メッシュ: エポキシ形成で網目状にします(12~50mmピッチ)
      コンクリートやアスファルト等の補強に使用されます

ピッチ 細かい
変形容易
種々の強度を選べます


ピッチ 中
変形容易
種々の強度を選べます


ピッチ 大
種々の強度を選べます


棒: 糸を束にしエポキシで棒状に成形(そうめん等の乾麺の束のイメージ)
   高強度のためコンクリート等の補強に使用されます

樹脂成形のためアルカリにも強い


チョップドストランド: フレーク状で親油性 or 親水性の表面処理が可能
            樹脂成形やコンクリート等の補強に使用されます

樹脂強度を上げるためには
樹脂と補強材の接着性、配向制御が重要


2.優れた機械特性

応用分野: 樹脂製品補強、建築、自動車、ケーブル、コンバック袋、ガードレール、風力発電支柱、農業ハウス骨組み

特徴

  • 引張り強さは鉄の4倍、密度は1/3


バサルト布で補強した樹脂の成形(樹脂注入)
バサルトプリプレグもご用意できます


【バサルト棒と鉄棒の強度比較】 車で棒を踏んでみました


バサルト棒
少し曲がりますが耐えています


鉄棒
大きく変形します


鉄棒は曲がったまま
バサルト棒は元に戻りました


【バサルト土のう】鉄より強い繊維で土のうを作ってみました


金色で美しい


内面もバサルト布


土のうの生地の拡大
高強度です 


【電子顕微鏡観察】バサルトの繊維、布や棒を拡大観察しました


バサルト繊維(1000倍)
なめらかな繊維で傷などはありません


バサルト布表面(50倍)
いろいろな編み方ができます


バサルト棒の断面(250倍)
バサルト繊維が緻密に束ねられています


3.耐食性

応用分野:コンクリートの鉄材の代替、アスファルト強化、洋上風力発電支柱、電柱、土留め、地すべり対策

特徴

  • 耐酸性・耐アルカリ性

【バサルトメッシュの土木への利用】


バサルトメッシュでの道路補強


バサルトメッシュ


【バサルト棒の土木への利用】


バサルト棒でのコンクリート壁の補強


バサルト棒でのコンクリートの補強


【バサルト棒のトンネル工事利用】


バサルト棒でのコンクリートの補強


バサルト棒のアンカー


バサルト棒のコイル
保管、搬入が容易


4.耐熱性

応用分野: 防火&耐火花のカーテン、防火シャッターの代替、消防服
      高温下での補強材 … 温泉地などの地すべり対策      

特徴

  • 耐熱温度 650℃
  • 高温での強度の低下が少ない

【防火・防炎】


高温になるが耐えている


すぐ燃え出す


バーナーで30sec火炎照射後


バサルト布の下の木片のダメージは少ない

【消防服】




【パッキン】


ストランドでのパッキン試作

5.環境適合性

応用分野: 土木などの埋設構造材
      最終的に焼却される可能性のある樹脂製品の補強素材(FRP)
      高強度で耐候性に優れるため、劣化して使い捨てされる製品・材料の代替
      土のうなどマイクロプラスチック問題を引き起こす製品の代替     

特徴

  • 玄武岩を原料としており基材は自然物質のため、埋設しても長期的に環境影響が少ない
  • 焼却してもガラス繊維のように溶けて炉壁を傷めることやカーボン繊維のように電気系統をショートさせる恐れがない